Cさんのお産

先月末(2023年7月末)、Cさんの自宅出産のサポートをさせてもらいました。

Cさんは今回3人目のお産。上の子たちもまだ1歳・2歳と小さい子たち。2番目の子もアメリカで自宅出産しており、今回も自宅で水中出産がしたいとゆいクリニックに受診し、委託という形でサポートを引き受けました。

妊娠期間中、お腹の張りがよくあり、一度はクリニックに1泊入院しました。そんな経緯があったため、お産は予定日より前に37~38週あたりかもしれないとドキドキしながら待っていました。でも以外にも予定日を1日過ぎた夜中、陣痛が始まったと連絡がきました。

痛い時には静かに痛みをしのいでいる感じ、痛くない時は普通に会話もできて余裕のある感じ。最後まで表情も崩れず声もれもなく、動き回ったり、時に嘔吐もしながらお産は進んでいきました。踏ん張りたい気持ちになったと言われ、準備していたプールに入り、数回の陣痛で頭がでてきました。その次の陣痛で身体がでてCさんに抱きかかえてもらいました。

赤ちゃんも元気でほっとしたものの、水の中で出血が見え始めたのでサポートしつつプールからでてもらいました。胎盤剥離出血といって胎盤が子宮の壁から剥がれてきているサインです。ベッドに横になってもらってから胎盤を出すのをサポートしました。はじめは出血も多くなく、子宮の収縮もしっかりあってママの状態も良いと感じたのですが、15分ほどしたところで顔色が少し悪くなり、出血が増え始めたため止血のための点滴をしました。止血剤で出血はとまり安心しました。お産後3時間まで確認して、またこの日の夜に確認にくるねと一旦帰宅しました。

産後の訪問はその日の夜、そして次の日からも通常4~5日間行きます。ただ今回は台風が近づいていたことがあり、3日目の訪問は行けず、体重計をお貸しして、ママたちに測ってもらい連絡で教えてもらうとしました。赤ちゃんの体重の増えもとてもよく、無事に産後の訪問を終了しました。

お産に出血はつきものですが、多いと貧血になり産後の回復が遅れたり、母乳に影響したりします。最小限にとどめたいといつも思います。今回は出血が思いのほか多いかもしれないとヒヤヒヤな感じでしたが、ママも赤ちゃんも元気で回復も良くて本当によかった、産後の訪問を終えてやっと本当の意味で安心しました。

次は2週間健診、そして1ヶ月健診です。

Cさんの子どもたちの成長を、これからも垣間見れると嬉しいです。まだまだたくさん欲しいと言ってたし、これからも楽しみね。賑やかなご家族の健やかな未来を願っています。

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