助産師外来について

妊婦健診の際に、助産師に診てもらう機会はありますか?

昔に比べて、医師の診察に加えて助産師外来の場が設けられて助産師と会える機会は増えているのかもしれないけど、でも施設によってきっとまだマチマチなのではないだろうか。マタニティクラス(母親学級または両親学級)でしか会えないという施設もまだあるのではないだろうか。

私の考えとしては、産婦人科医の仕事は主に、胎児に異常がないかないかどうか、また妊婦さんである母体の身体が正常に経過しているかどうかを診ることを目的に診察していると思っている。

対して助産師は、妊娠が正常に経過するための生活の工夫について助言・アドバイスをする役割があると思っている。ベストなお産をするためには、何より大事なのがこの妊娠期間だ。もちろん、もっと言えば妊娠する前から身体作りはできていた方がいい。ただ、さまざまなライフスタイルや環境によって、みんなの生活が違うのは当たり前だから、妊娠に気づいてから身体に目を向けれるようになる人もたくさんいる。

妊娠中をいかに過ごすかで、お産、そしてその後のよりよい育児につながっていく。

妊娠中のその時々で必要なアドバイスを受け、生活改善する工夫や努力をしていくことで、自分の望むお産に近づくと思っている。

自宅出産の場合は、自宅の環境をみさせてもらえるので、どのように過ごしているか分かりやすい。同じ助産師がずっと担当するということも細やかな変化に気づきやすくアドバイスもしやすい。

私は、どの人にもこの助産師外来の機会が必要だと思っている。それぞれ自分の努力でよりよいお産を実現できることを伝えたい。施設や担当する医療者の違いがあっても、自分のお産として受け止め、前向きに身体作りに取り組んでもらいたい。

助産師外来のない施設で産む方、もしくは妊娠中の身体の状態を診てもらい何か生活の工夫をするためのアドバイスをもらいたいなという方、沖縄であれば直接、遠方でもオンラインという方法でこの助産師外来ができますので、希望したいなと思う方がいましたら、ぜひお問い合わせくださいね。(料金については直接5000円/時間、オンライン3000円/40分以内の予定です)

関連記事

PAGE TOP