お産が立て続いたのでなかなか書けなかったけど、約1か月半前のお産のお話しです。
10月下旬、Sさんの3人目のお産を担当させていただいた。
Sさんも妊娠初期にゆいクリニックからの委託という形で出逢い、クリニックや自宅で健診を重ねていった。
Sさんの自宅はアメリカ軍基地内にあり、助産師の基地内パスをとってもらい、サポートに備えた。
39週の健診で見た際にそろそろかなあと思ったいたら、夜に陣痛が少し来たかもしれないということで再度自宅へ。まだ不規則な陣痛で、痛みも軽い感じ。モニターをとって赤ちゃんの元気さを確認し、まだすぐではなさそうということで私たちは一旦お家に帰ることに。
そして日付がかわって夜中2時すぎ、陣痛が始まったと再度連絡。すぐにサポート助産師にも連絡をして同時に向かってもらう。
Sさんの自宅に向かう際、ものすごい豪雨で道路が冠水しているところもあったりしてたどり着けるかかなり不安だったけど、無事に自宅に着いた。
Sさんの様子はだいぶきつそうになっていて、これは本格的な陣痛だなと確認。モニターをとった後、希望だった水中出産のために準備していたプールの中へ。少しずつ強くなり、いきみ感もでてきた。
しばらく前のめりにプールにもたれていたけれど、なんとなく姿勢がいきみにくそうだと感じ、背中側をプールの壁につけてもたれるようにしてみたらと提案。足を開き膝を曲げて座るような姿勢で上手に赤ちゃんを産みだし、手を添えてサポートしながらSさんの胸元に。とても美しいお産でした。
その後、みんなでサポートしながらプールから抱きかかえてソファに横になってもらった。その後出血がやや多めで止血剤の注射を実施。胎盤も無事にでたけど、やはり少し出血が多めだったので、止血剤入りの点滴も実施。薬の効果もあり出血も落ち着き、無事にお産終了となった。
お産後は当日夜から5日間毎日訪問した。二人とも元気な様子で、Sさんも順調に回復していった。
出血こそ多めだったが、お産に向けての準備をしっかりしていたSさん。とても素敵なお産のサポートをさせていただけて光栄でした。
2週目、1か月健診も順調で、健診は終わってしまったけど、また時々様子を知れたらうれしいなあと思っています。本当におめでとうございました。