母乳育児の基本

みなさんは母乳育児をどの程度したいと思っていますか?

よく質問した時に帰ってくる答えが、「母乳がでるならあげたい」「預けたりもしたいから、ミルクと併用がいい」など。

私自身は、妊娠前から母乳育児をしたいと思っていたし、実際に我が子2人にはミルクを全く与えず母乳育児を実践しました。

どうしてそうしたか、それは、母乳をあげることの利点をよく分かっていたからです。

母乳ほどいい栄養はありません。子どもの免疫力をあげるし、将来の子どもの病気を予防する、IQも上げる、自分の乳がん発生率も下げる、痩せる、親子のスキンシップにもなる、授乳の行為自体が心地良いなど。

もちろん、ミルクも必要があればあげていいと思っています。ミルクだって母乳が必要量に満たない場合は赤ちゃんにとって必要です。昔はもらい乳と言って、近所の方や親せきで母乳が出る方にもらっていたなんて話もありますが、今はそれはかなり難しいです。最近、母乳バンクという母乳を他人にあげるシステム(献血の母乳版みたいな感じ)が出始めましたが、まだまだ認知度も低く、十分に出回っていないです。

母乳育児をどれだけしたいと思えるかは、継続するモチベーションにつながります。預ける場合も搾乳をとっておけばいいし、仕事復帰しても継続する方法があります。

妊娠中に母乳の良さを知り、母乳育児をしたい、しようと思えるようなかかわりが助産師としては必要だと思っています。

女性は本能的に子を産み育てたいと思う、そして母乳育児もしたいと思う、それは自然な考えなのではないかと思っています。

子を産み育てたい、母乳で育てたいと思う女性が一人でも増えてくれたら嬉しいなと思うばかりです。

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